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不正出血(性器出血)

7ヶ月前に左側、2ヶ月前に右側の肩関節周囲炎(=五十肩)になり、疼痛と運動障害の為に辛い日々を送っている49歳・女性。その他の主な愁訴は、「糖尿病」、「慢性膵炎」、「子宮筋腫」、「食道裂口ヘルニア」、「右側の耳鳴り」、そして、「不正出血」。

血糖値は空腹時で200台、ヘモグロビン値は7.9。子宮筋腫は以前に子宮筋腫核摘出手術を受けたものの再発。現在、下腹部に縦14cm、横11cmほどの腫瘤を触知することが出来ます。また、不正出血は生理後に7〜14日間あり、医療機関での診断は単純性子宮内膜炎が原因とのこと。現病歴、既往歴、脈診、腹診等から割り出した愁訴毎の取穴は以下の通りです。


肩関節周囲炎

手の厥陰心包経・天泉、手の太陽小腸経・肩貞、手の少陽三焦経・臑会
手の厥陰心包経・曲沢、手の少陽三焦経・上四涜、手の太陽小腸経・腕骨
足の少陽胆経・陽陵泉、足の太陽膀胱経・申脉

手の少陰心経・青霊、手の太陽小腸経・肩貞、手の少陽三焦経・臑会
手の少陰心経・神門、手の太陽小腸経・小海、手の少陽三焦経・上四涜
足の少陽胆経・陽陵泉、足の太陽膀胱経・申脉

糖尿病

足の太陰脾経・陰陵泉、太白
足の太陰脾経・箕門

子宮筋腫

足の太陰脾経・陰陵泉、太白、足の厥陰肝経・行間、足の陽明胃経・陷谷、足の少陽胆経・臨泣
足の厥陰肝経・曲泉、足の太陰脾経・箕門

食道裂口ヘルニア

足の厥陰肝経・陰包、足の太陰脾経・陰陵泉、足の陽明胃経・伏兔、足の三里
足の太陰脾経・箕門

右の耳鳴り

手の厥陰心包経・天泉、手の太陽小腸経・肩貞、手の少陽三焦経・臑会
足の陽明胃経・伏兔

手の太陰肺経・侠白
足の少陰腎経・上陰谷

不正出血

足の少陰腎経・上陰谷、足の厥陰肝経・行間、足の太陰脾経・太白
足の厥陰肝経・曲泉、足の太陰脾経・箕門


【治療開始から14日目・治療回数5回】
  今朝、微量ながら不正出血があったとのこと。肩関節周囲炎は夜間の疼きが楽になり、「よく眠れるようになりました」。治療は初診時と同じ。

【治療開始から68日目・治療回数14回】
  不正出血はありません。肩は動かさない限りは痛くはなく、上肢稼働域もかなり改善されました。

【治療開始から99日目・治療回数17回】
  「4年以上糖尿病の薬を服用し続けても全く改善しなかった血糖値がヘモグロビン値6.3になりました」。かかりつけの医師もとても驚いている様子だったとのこと。体重は初診時に比べて3kg以上減っていることから、鍼灸治療はもちろん、食事制限も奏効しているようです。肩は動かし方によって右側に痛みが出ることもあるようですが、不正出血は治まっています。

また、最近腰痛が気になるとのことでしたので、申脉穴(左側)と神門穴(左側)の瀉を止め、足の太陽膀胱経・殷門穴(左側)を瀉、青霊穴(左側)の瀉を加えました。

【治療開始から119日目・治療回数19回】
  五十肩もほぼ完治し、不正出血もありません。現在は健康維持の為に治療を継続しています。


取穴は“足の太陰脾経・箕門穴の瀉”など、重複しているものもありますが、これはひとつの経脈の虚、あるいは実の状態が特定のひとつの疾患を引き起こす原因となっているわけではなく、他の経脈とそれぞれ影響を及ぼしあいながら様々な症状を引き起こしていることを意味します。

この方の場合、上焦に於ける足の太陰脾経が実の状態にあることが一因で、「糖尿病」、「子宮筋腫」、「食道裂口ヘルニア」、「不正出血」が起きていると考えるわけです。

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