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夜尿症

三人姉妹の長女で小学三年生の女の子。二人の妹は寝小便をしない為、相当辛かったのでしょう。お母さんの勧めに本人も納得しての来院です。寝小便の他の身体的所見は、肘窩、肘頭、膝窩にアトピー性皮膚炎が認められる程度。大便は一日一回、小便はやや近く昼間で二時間おき位とのこと。

寝小便を改善する為に夜中に起こして小便に行く習慣をつけさせようとする方もいますが、寝小便をしない子の殆どは夜中に目を覚まして小便に行くわけではありません。また、夜中に起きる習慣がつけば当然睡眠の質が下がりますから、胃腸障害を起こしたり、ものごとに集中でき難くなる等の弊害を生じる可能性も否定出来ません。

寝小便をする子としない子の違いは、多くの場合、膀胱の機能の差にあります。膀胱の機能が低下し、小便を溜めておくことが出来ない為に“寝小便”となってしまうわけです。ですから、夜中に起こして小便に行かせたところで根本的な解決にはならないのです。


さて、治療ですが、膀胱に直結しているのは下焦に於ける足の厥陰肝経ですので、その代表穴である行間穴を補い、肝経の調整を行うことから始めます。次に、小便・水はけに関係する下焦の三焦と称される足の太陽膀胱経・委陽穴を補。

膀胱に関連する腎臓の機能を調整する為に足の少陰腎経・陰谷穴を補い、腹中を温め、“気”の巡りを良くする為に足の陽明胃経・足の三里穴を補い、手の太陰肺経の絡穴である列欠穴を補。さらに、委陽穴と相関関係にある手の少陰心経・少海穴、陰谷穴と相関関係にある手の太陽小腸経・小海穴をそれぞれ補うことで夜尿症に対処しました。

また、アトピー性皮膚炎に対しては、肘窩・肘頭は列欠穴、少海穴・小海穴の補、膝窩は陰谷穴、委陽穴の補で対処出来る為、新たな取穴は行っていません。



【治療開始から29日目・治療回数4回】
二週間で二日間寝小便をしなかったとのこと。アトピー性皮膚炎はだいぶ落ち着いてきました。

【治療開始から36日目・治療回数5回】
一週間で三日間寝小便をしなかったとのこと。

【治療開始から50日目・治療回数6回】
二週間で5回寝小便をしてしまったとのこと。

【治療開始から71日目・治療回数8回】
二週間のうち五日連続して寝小便をしなかったとのこと。

【治療開始から85日目・治療回数10回】
一週間のうち四日間寝小便をしなかったとのこと。

改善傾向はみられるものの、一進一退の状態が続いていたので手の太陰肺経は列欠の補を止め、侠白穴・尺沢穴を補うことにしました。また、体の歪みを検証し、右側では足の太陽膀胱経・申脉穴、足の少陽胆経・風市穴、左側では足の太陽膀胱経・殷門穴、足の少陽胆経・陽陵泉穴の瀉を加えました。

【治療開始から92日目・治療回数11回】
一週間のうち五日間寝小便をしなかったとのこと。

【治療開始から99日目・治療回数12回】
この一週間は寝小便をしなかったとのこと。

【治療開始から133日目・治療回数16回】
その後寝小便はしなくなり、アトピー性皮膚炎もすっかりよくなったので今回の治療をもって治癒としました。


 
 
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