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頭痛

三十年来の頭痛にお悩みの45歳女性。発症初期、高校に通っていた当時は週に2〜3日程度でしたが、徐々に頻度が増し、大学を卒業して社会人になる頃には毎日頭痛が起きるようになっていたとのこと。以来、鎮痛薬が手放せない状態が続いています。

よくテレビ等で紹介されている有名な頭痛外来を受診したところ、「血腫や腫瘍などが原因となっているわけではなく、鎮痛薬の依存による習慣性頭痛ではないか」との診断。出来るだけ鎮痛薬の服用は我慢するように言われたとのことですが、「今まで病院で処方されていた鎮痛薬を服用し続けたことが現在の頭痛の原因だなんて馬鹿にしている」と憤慨しきりです。

どの様な頭痛か伺ったところ、「こめかみに血管の拍動を感じるとそのあとに激痛が襲ってきて、その激痛が額全体へ波及してこめかみ・額が痛くなると、同時に側頭部が締め付けられるようになります」。また、頭痛以外の症状としては「尿管結石(右側)」、「子宮筋腫(2cm大・1個)」、「両側の耳鳴り」、「耳閉塞」、「生理痛(下腹部痛)」。特に生理痛は4〜5年前からひどくなり、「1日の大半を寝て過ごすほど辛いです」。

これらの愁訴、及び、脈診・腹診から考えられる経脈の状態から判断し、頭痛の治療として以下のように取穴しました。


足の厥陰肝経・陰包穴、 足の陽明胃経・伏兔穴、足の三里穴、
手の少陽三焦経・臑会穴
足の太陰脾経・陰陵泉穴


足の厥陰肝経・陰包穴、 足の陽明胃経・伏兔穴、足の三里穴、
手の少陽三焦経・臑会穴
足の太陰脾経・箕門穴


【治療開始から8日目・治療回数2回】
  「前回の治療から今日までの間で激痛に襲われたのは2日間だけでした」。こめかみ・側頭部の痛みが軽減した分、お釜をかぶったような頭重感が余計気になるようになったとのこと。治療は初診時の取穴に加え、手の太陰肺経・侠白穴、尺沢穴を補いました。

【治療開始から14日目・治療回数3回】
  「時々頭痛がすることはあるものの、激痛はなくなり頭重感もかなり軽減しました」。この間、鎮痛薬は2回服用したとのこと。

【治療開始から40日目・治療回数6回】
  「お陰様で頭痛は全く気にならなくなりました」。こめかみに拍動を感じると以前は必ず激痛が襲ってきたのが最近は脈打つだけで治まっているとのこと。ただ、生理時に再び激痛に襲われるのではないかととても不安な様子。治療は前回までの取穴に加えて足の厥陰肝経・曲泉穴(左側)を瀉しました。

【治療開始から48日目・治療回数7回】
  「生理の前日に軽い頭痛がありましたが、鎮痛薬を服用するほどではありませんでした」。その後頭痛は起きていないとのこと。

【治療開始から72日目・治療回数9回】
  「生理中に頭重感が若干あったものの、特に気になるほどではありませんでした」。ただ、のぼせたような感じがあったとのことでしたので、治療は前回までの取穴に加え、手の陽明大腸経・臂臑穴(左側)、手の三里穴(右側)を瀉しました。

【治療開始から98日目・治療回数11回】
  「生理になっても頭痛、頭重感とも起きませんでした」。その後はのぼせた感じも特にないとのことでしたので、今回をもって治癒としました。

鍼灸医学の立場からすれば血腫や腫瘍など悪性のものでない限り、三十年来の頭痛であってもそれほど難しい病ではありません。何故なら、頭痛が起こる部位、及び、痛みの種類から、バランスの崩れている経脈を特定することが出来るからです。

また、頭痛は足の厥陰肝経の乱れが関係しますので、症状に応じた経脈の調整に加え、肝経のバランスを如何に整えるかが治療のポイントとなります。

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