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生理痛 1 (月経前症候群・月経痛)

32歳女性。主訴は、「腰痛」、「肩こり」、「便秘」、そして「生理痛」。「腰痛」は左右差はなく、背部から腰部にかけて辛いとのこと。「生理痛」は生理前日から生理初日が特にひどく(>下腹部痛及び腰痛)、生理の数日前から「抑えられないほどイライラして仕方がない」とのことです。

脈状は右側が“動脈”、左側が“石脈”を呈しており、腹の状態は左側の章門穴、臍の傍1寸5分の処、五枢穴、右側の天枢穴の下方2寸の処にそれぞれ顕著な抵抗があり、上腹部、胃の処にガス音が認められます。

以上の様な所見から、「肩こり」に対しては足の少陽胆経・肩井穴、手の陽明大腸経・肩ぐう穴を瀉し、「便秘」には足の陽明胃経・左側の陷谷穴を補い、右側の同穴、及び、足の少陰腎経・照海穴(左側)を瀉しました。

そして、「生理痛」に対しては足の厥陰肝経・膝関穴(右側)と行間穴(左側)を瀉し、「生理前のイライラ感」に対しては、同経の陰包穴を補うことで対処。さらに、足の太陰脾経・箕門穴(右側)、陰陵泉穴(左側)を瀉し、三陰交穴、太白穴を補うことで「生理前のイライラ感」、「生理痛」の土台になっている足の太陰脾経の乱れを調整しました。

また、骨盤は右側が前屈、左側が後屈していることから、「腰痛」に対しては足の少陽胆経・風市穴(右側)、陽陵泉穴(左側)を瀉して主治としました。


【治療開始から49日目・治療回数6回】
  腰痛は右側に残っているものの、初回時と比べれば1/5程とのこと。便通は正常で肩こりも改善。生理痛に関しては、「まだありますが、初日だけですし、以前と比べれば雲泥の差です」。ただし、生理前のイライラは著変なし。

【治療開始から77日目・治療回数10回】
  28日周期で生理来潮。生理前のイライラ感、初日の生理痛ともに変化なし。仕事がきつく脹ら脛(ふくらはぎ)が引きつれるとのこと。そこで、今までの治療に足の太陽膀胱経・委陽穴の補法を追加。

【治療開始から137日目・治療回数17回】
  「生理痛は殆ど無いですし、生理前のイライラも少し落ち着いてきました」。肩こり、便秘は改善していますが、脹ら脛の引きつれ感が気になるとのこと。そこで、足の太陽膀胱経の気滞(“気”の滞り)を解消する為に委陽穴に深めに刺鍼しました。

【治療開始から172日目・治療回数20回】
  「生理痛は無く、生理前のイライラも起きなくなりました」。腰痛、肩こり、便秘はともに改善し、脹ら脛の引きつれ感も殆ど気にならないとのこと。膀胱経の気滞に気を付けながら各経脈の調整を行い、体全体のバランスを整えて治療を終了しました。


(1)32歳女性−月経前症候群・月経痛 (2)18歳女性−月経困難症・月経痛
 
 
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