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緑内障

緑内障は、眼循環や眼圧の異常によって視神経が損傷され、その為に視野欠損や障害を起こす疾患です。一旦起こってしまった障害は回復しない為、悪化を防ぎ、現状維持を目標に治療を行うことになりますが、中には進行を止められず、失眼に至ることもあります。

日本では欧米に比べて正常眼圧緑内障が多いとされています。これは日本人の平均眼圧が欧米人の平均眼圧よりも低いにも関わらず、正常眼圧と高眼圧の境界値を欧米と同じ21mmHgとしたため、相対的に正常眼圧緑内障の有病率が高くなったと考えられます。

緑内障の診断には、眼圧検査の他に、視野検査、眼底カメラや眼底鏡を用いて眼底の血管・視神経乳頭の陥凹・網膜神経線維の脱落等を調べる眼底検査、眼圧を調節する房水の排出口の状態を調べる隅角検査などが必要です。

緑内障には、「開放隅角緑内障」と「閉塞隅角緑内障」という病型があります。眼の中を流れ、眼内組織に栄養を運ぶ房水が排出される隅角の機能が悪いものが開放隅角緑内障、出口自身が狭くなっているものが閉塞隅角緑内障です。閉塞隅角緑内障の場合は、緑内障の進行状態を診て手術が施されます。


鍼灸医学でも現代医学同様、視野欠損など一旦起こった障害を回復することはできません。しかし、経脈の調整で眼圧を下げ、緑内障の進行を止めることはできます。

緑内障に於ける一般的な鍼灸治療は、手・足の経穴、後頚部・背部の経穴、そして眼の周りの経穴を用います。鍼は“響き”を目安に刺入し、その深さで鍼を止めて20〜30分置鍼します。

よく用いられる経穴は、上肢(手)では合谷穴・曲池穴、下肢(足)では足の三里穴・太衝穴、後頭部では風池穴・天柱穴、背部では肝兪穴・腎兪穴、眼の周りでは陽白穴・晴明穴・瞳子リョウ穴・承泣穴・太陽穴などです。


当院では病態を重視した治療を行っているので症状の現れている眼の周りの経穴を取ることはしていません。

まず、主訴である緑内障の他にどの様な症状があるのか、今までどの様な病気に罹ったことがあるのか、現在のお仕事や生活習慣等を伺い、脈の状態、腹部の状態を診た上で身体を巡っている各経脈の虚実を判断します。

緑内障の特徴としては、手の太陰肺経、手の厥陰心包経、手の太陽小腸経、足の少陰腎経、足の太陰脾経、足の少陽胆経の経気が虚し、手の少陰心経、足の厥陰肝経の気が実していることが挙げられるので、これらのことを念頭に置いて経脈の調整を行います。

基本的には、虚している経脈に対しては補い、実している経脈に対しては瀉して経脈のバランスを整え、症状の緩和・消失、緑内障に於いては症状の進行を抑えます。

鍼を刺入する深さは概ね3mm程度で、補瀉には上肢・下肢の経穴を取ります。経脈の調整=治療となるので症状の現れている部位周囲の経穴を用いる必要がないのです。


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