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頭痛

頭痛は脳自体が痛みを発するわけではなく、頭部の血管・神経・筋肉・髄膜・くも膜の痛覚が刺激されることで生じます。風邪や二日酔いから来る頭痛、脳腫瘍やくも膜下出血などの重篤な疾患に起因する頭痛、ひとことに「頭が痛い」といってもその原因は様々です。

しかし、頭部の検査を行っても原因を特定することのできない慢性的な頭痛にお悩みの方も少なくありません。いわゆる“頭痛持ち”の方を患わせている頭痛は、その症状の現れ方から「片頭痛(偏頭痛)」、「緊張型頭痛」、「群発頭痛」の3つに分類されます。


片頭痛は、血管が拡張し、炎症を起こすことで左右いずれかのこめかみ付近(時に両側や後頭部)にズキンズキンと脈打つような痛みが起きるのが特徴で吐き気や嘔吐を伴うこともあります。頭痛が起こる前触れとして、目の前がチカチカしてものが見えにくくなったり、視野が欠けて半盲状態になったり、あるいは、明るい光を不快に感じるようになることもあります。片頭痛を誘発する飲食物としては、赤ワイン、チョコレート、チーズ、ハム・ソーセージ、調味料(グルタミン酸)などがよく知られています。

緊張型頭痛はストレス頭痛ともいわれ、頭全体が締め付けられるような、重く圧迫されるような不快な頭痛です。常に頭痛に取り付かれているように感じるのが特徴で、精神的ストレスとしては不安、鬱状態、不眠など、身体的ストレスとしては頭や頚の後の筋肉への負担、不自然な姿勢の持続、頚椎症のように頚の骨の変形などが原因となります。また、鎮痛剤や片頭痛の治療薬を長期間服用した後に薬効が切れて起こる習慣性頭痛も緊張型頭痛のひとつです。

群発頭痛は、「眼球をえぐられるような痛み」と表現されるほどの激しい痛みで、左右いずれかの目の奥・周囲から同側の側頭部・上顎部にまで強い痛みが生じます。決まった時期の決まった時間(一日に1〜2回、概ね45分〜1時間程度)に症状が現れるのが特徴です。痛みが起きると同側の結膜充血、流涙、鼻閉、鼻汁を伴い、さらに口周囲の腫れ、上顎部の痛み、まぶたが下がる、瞳孔が小さくなるなどの症状がみられることもあります。


鍼灸医学では頭痛は虚の病態として捉えており、古典によれば「首筋から後頭部にかけて痛むのは太陽の病」、「額・こめかみ・前頭部の痛みは陽明の病」、「側頭部の痛みは少陽の病」、「上から包み込むような、何かが上から被さっているような重い痛みは太陰の病」、「下から脳を突き上げるような痛みは少陰の病」、「頭の天辺が痛むのは厥陰の病」との記述があります。

“太陽”とは足の太陽膀胱経、“陽明”とは足の陽明胃経、“少陽”とは手の少陽三焦経、“太陰”とは手の太陰肺経、“少陰”とは手の少陰心経、“厥陰”とは手の厥陰心包経をそれぞれ指します。つまり、頭痛が生じている時は、その症状に応じた各経脈の頭部を司っている部位が虚の状態にあるのです。

例えば、「お釜を被ったような頭重感があり、さらに側頭部が締め付けられるように痛む」のであれば、頭部に於ける手の太陰肺経、手の少陽三焦経が虚している状態にあります。この様な頭痛に対処するには、手の太陰肺経・侠白穴、尺沢穴、手の少陽三焦経・臑会穴を補います。また、頭部は足の厥陰肝経が深く関係していることから、頭痛(=頭部の虚)がある場合は必ず足の厥陰肝経・陰包穴を補います。

頭痛に対する局所的な取穴としては上記のようになりますが、これらの経脈のバランスのみが崩れているということはあり得ません。頭痛以外の愁訴や既往歴、脈診や腹診から得られる情報を元に各経脈の虚実を見極め、治療にあたることで初めて症状の緩和、消失へと導くことができるようになります。

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